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最終更新日時 : 2013/10/21 14:34

 

 

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、いま噂になっている人柱

[ 花 ][ 春 ]

[ 2013/09/13 11:31 ]

⑾领F様。ごきげんよう」

 別れ際に、心依姫はにこりと笑った。でもそれは、狭霧が覚えている純粋な笑い方とは違った。敵を蔑むような、暗い笑顔だった。

 心依姫が馬番に出発を促すと、一行は会釈をするものの、にこりと笑うこともなく狭霧に背を向けて、離宮へ向かう道を進み始めた。

 狭霧は、息が止まりそうだった。しだいに遠ざかる一行の後ろ姿を見つめながら茫然として、おおごとになったと、胸が焦って仕方なかったhttp://www.bagsimpact.com

(どうしてこんなに怖いの? 今の心依姫とあの時の日女が似ていたら、どうしていけないの。あの時、日女とはなんの話をしていたっけ——たしか……)

 心依姫の一行が去った方角とは別の方角から、砂煙をあげて近づいてくる一行がいた。

 雲宮を目指してやってくるのは、馬に乗った娘と従者らしき下男が一人だけの二人連れ。娘のほうを見やると、館衆たちは腕を大仰に振り上げ、大声を上げた。

「神野の巫女様だ。やっといらっしゃった!」

 やって来る娘は、日女だった。

 日女は、苦虫を噛み潰したようなひどい渋面をしていた。目鼻立ちの整った小さな顔はこれでもかというほど歪められ、虚空を睨みつけている。

 日女は、地面の砂を巻き上げながら早駆けをしていたが、狭霧たちの一行が立ち止まっているあたりで「どう、どう!」と馬を止める。そして——。馬上で手綱を握り締め、吠えた。
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「あぁあああ! あの小娘が!」

 日女は憤怒の形相をしている。

 日女が腹を立てている相手は心依姫だと、なぜか察した。そして、不安が的中したとも思った。

 狭霧は、掴みかかるように日女が乗る馬に駆け寄り、顔を見上げた。

「ねえ、日女、それって心依姫のこと? どうしてそんなに怒ってるの。まさか……!」

「まさかもまさかだ! あの、ろくでなしの小娘が、神野にいきやがった。そのうえ……」

「そのうえ——? もしかして……」
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「大巫女のもとで、形代の契りをしやがった! ふざけるな、あのバカ娘がぁ!」

 形代の契り——。それは、主のために死を肩代わりする神事で、その神事をおこなうと、契りを交わした者と主は魂と魂で結びつき、主の身体が死にかけた時に、その死穢(しえ)を移すことができるとか。

 心依姫がその契りを交わしたのなら、魂を結びつけた相手は一人しかいない。

「心依姫、高比古と……」

「そうだ、そうだそうだそうだ! あのバカ娘! よりによって、百年に一度あるかないかの大神事の前に突然しゃしゃり出て、一番いいところだけかっさらいやがった——! 私がこれまで、どれだけ高比古様の命を守ってきたと思ってるんだ。大馬鹿がぁ!」

 狭霧は、いろいろなことがうまく飲み込めずにいた。鞍にしがみついて、狭霧は日女に詰め寄った。

「百年に一度あるかないかの大神事の前——って、いま噂になっている人柱が必要な神事のこと? その神事で人柱になるのは、形代の契りを結んだ人になるの? 心依姫は、それになってしまうの? うそ、ねえ——うそでしょ?」

 日女は、くわっと目をむいた。

「ああ、うそだ。そんなことになる前に、私がこの手であの娘を先に殺してやる。そうすれば、私が人柱になれる」

「ちょっと待って。ねえ——!」

 狭霧は涙目になった。

 しかし、その混乱は長く続かない。狭霧たちが立ち往生している道を、海の方角から駆けてくる一団がいた。さっきの日女とは比にならないほどもうもうと砂煙を上げて、怒涛の勢いで道を駆けてくる。

 いでたちは、兵。神戸(かんど)から急報をたずさえてやってきた番兵の群れだ。

「そこの者たち、道をあけよ。端へ寄れ

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負け組だけどカッコイイ戦国武将TOP10

[ 花 ][ 春 ]

[ 2013/09/12 14:59 ]

れたので、そこにニコニコ参加している。

本当に良い人たちだねえ。ヒューマンなんぞよりもずっと情が深いや。

付き合ってみて、やはりヒューマンは外見のインパクトのせいか今ひとつ入り込めないし。筆談だし。共通語は相変わらず唸り声だし。うむ、全部女神のせいだな。

商売人としてこれじゃいけないからね。流石に三日で見飽きた、なんて程には慣れてないが外見で好印象を全員にもってしまう、というレベルでは無くなった。

きっと直に綺麗だからってウチも商売ですからねって思えるようになる。きっと。多分。恐らく。

「若様は今荒野を出た街に逗留しているとか。人の町はいかがですかな?」

ドワーフの一人が真っ赤な顔でこちらに話しかけてくる。超酒臭い。tommy hilfiger サンダル

「活気のある良い街ですよ。辺境にあるせいか亜人に対する偏見もなく、むしろやたらと高レベルな巴と澪が浮いているくらいです」

「わははははは!!そりゃあ愉快!人の街にあのお二人がいればそれはもう騒ぎましょうな!!」

「まったくです。巴は特に、今狩りにでては山ほど素材を取ってきますから。街の素材卸の連中は最早英雄のような扱いをしてます」

「若様の供が出来るお二人が羨ましいですな。日々刺激に溢れていそうだ!」

日々刺激的、か。まさにそうだけど。

そっか。この亜空にいる人たちはずっと亜空にいるんだもんな。息が詰まるのも無理はないか。

なら亜空から出れるようにもしたほうがいいのか。今の所、僕の許可が無いと出れないし、ここ。

閉じ込めてるつもりは無いけど、確かに、たまには出たいよな。

「若様、どうしました。急に黙って」

「あ、いや。やはり亜空にいると息が詰まりますか」

すると、その言葉を聴いたドワーフはキョトン、として僕を見返した。

「え、あれ、何かおかしなこと言いましたかね。たまには出たいかな〜と思っただけなんですが」

「若様、御覧なされ。今は闇が覆っておりますが、この世界のどこに息が詰まるような閉塞感があるのです?未だどこまであるとも知れぬ大地に果てに見えるだけの山脈。先だって現れた大河の源流もわからず、まだ都市の建築も始まったばかり」

「え?お?あの?」

「しかも実り豊かで危険な生物には未だでくわしておりませぬ!我らにとってこの世界はこれ以上何を望むのかというくらいの楽園ですぞ!」

なんという力説。トミーヒルフィガー tommy hilfiger 財布

そうか。僕から見ると巴の能力で出来た箱庭みたいな世界という印象だったけど、実際物凄い広いし、開拓も始まったばかりなんだ。あっちもこっちも未知のフロンティアって思ってくれてるんだ。

ここに住む人には閉塞感なんてないのか。そっか、少し、安心したな。

「その上、規格外の力を持つ若様たちがおります。我らの知識と技術をすべて使って尚追いつかぬ程の方々が。その武器を作れる喜びは職人冥利に尽きるというものです。最長老までもが連日の徹夜を敢行する始末ですぞ」

ガハハッと笑うドワーフさん。つか、最長老さん、無理しないで寝てください!ただでさえ巴の奴にエルダードワーフは長いからエルドワで良いな?とか無茶苦茶な事言われてて可哀相なのに!

「だが出てみたい、というのは確かにありますな。今の人の世の武具が如何なる物か興味はありまする」

「ああ、職人としての興味、ですか」

「ええ、どの程度の物を欲しているか、というのも含めて興味がありますな」

下手な物を渡して騒ぎになったら若様にもご迷惑が、と続けてくれた。

確かに。ここに冒険者を迷い込ませて色々持ち出させてはいるものの。職人側に理解があるのが一人二人いたほうが
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馬車の荷台からだ

[ 花 ][ 春 ]

[ 2013/09/11 17:06 ]

だが、とにかく凄いのである。
 アテナのとんでも現代知識は今後もエリスを通じて真を悩ませていくだろう。

「ほう、アテナの嬢ちゃんは今回は“あにめ”でいくか。なら儂は……そうじゃな、また漢字でも少し教えてやるとするかのう。お勉強じゃ。なんにせよ、これで少し静かになるか。しかし、困った女神じゃなあ」

 大黒天は若い二柱の神がなにやらしているのを見て呆れた顔を見せる。puma 大阪
 後で真を見て、エリスにも何やら教える気でいるようだが、アテナとスサノオの話には加わらず背を向けて碁盤の前に戻った。
 が。
 一瞬の後その表情は怒気をはらみ、殺気すら感じさせる凄みをまとった。

「原初の世界から人間を流入させればその世界には確率の混乱と爆発的な平行世界が誕生するのは必至。人間とは可能性の化物なんじゃからのう。そして無限に枝分かれせんとする平行世界の管理と消滅は……にわか創造神のお前の仕事では無い。それは……破壊を司る神の仕事ぞ」

 パチンと。
 大黒天が座して碁盤に石を打つ。
 打たれた石は何やら震え、そして打たれた一点に小さな破裂音を生んで静かになった。
 それは一つの平行世界の事実上の消滅。
 分岐した世界の未来を消滅させ、分岐する前の世界、本来あるべき世界の進む未来により合わせ合流させる行為。
 非常に高度な破壊神の|御技(みわざ)だった。

「こんな風にのう。よもや平行世界の消滅までやりだすとは……きつい灸程度では許してやれなくなったのう。然るべき連絡の後に破壊神の派遣を受けるのが当然の筋じゃろうに、愚かな事よ。本来ある世界への帰結、スサノオに付き合って、まさか出先の世界で昔の仕事をする事になろうとは」

 細い目が僅かにあがり、鋭い眼光が漏れる。

「勇者たる二人の人間が可能性を広げ、本道たる世界の未来を不確かにする。果たして真がその|楔(くさび)となれるのか。なれねば……ちと荒療治が必要かもしれぬか」

 大黒天が黒石を打つ度に同じ現象が起こり、小さな音がし続ける。
 スサノオとアテナは気付いていない。
 大黒天が女神が奔走している平行世界の処理を、彼女にすら知られずに手伝っている事を。
 その原因は人間、つまり真を除く|音無響(おとなしひびき)と|岩橋智樹(いわはしともき)らしかった。
 碁石を打つ翁が言った、|楔(くさび)と言う言葉。
 その意味する内容は、遂に大黒天の口から漏れる事は無かった。
 女神との接触を果たせぬ三柱の神はそれぞれに時を過ごしていく。
 
「……こんな糞みたいな世界には俺と波長が合うような上等な奴はいねえ。ああ、そうだとも。あの女神、今度もう少しお待ち下さいとか使いの奴に言わせやがったら、力ずくで押し通る! もう我慢の限界だ! 早く来い、早く来てもう少しお待ち下さいって言ええええええ!!」

 スサノオの悔しげな言葉が怒りとともに吐かれたのは、それからしばし後の事だった。

************************************************
どうでもいい裏設定を出すのもextraの醍醐味。
今回は正にそれですね。

ご意見ご感想お待ちしています。
序章終了、荒野編終了間近!puma king

久々にやる気になった真君。もう少し無双なシーンを出した方が良いかな。
一応タグにチートってつけてあるし。
このお話にこんなタグつけたらどう?って考えてくれたら是非一言下さいませ。
タグとあらすじは本当に苦手です。
ではどうぞ〜^^
********************************************
一応僕もやるんですよ?

あぁ、と。

深い安堵の息がもれた。

馬車の荷台からだ。

ちらりと視
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説明して、帰れ?
 こいつ、どこまでムカつく奴だ。
 怒りが漏れ出るのがわかる。

「怒りや殺気も抑えられんのかよ。見た目以上にガキだな。俺も顔は人のこたあ言えないがな。それでも会う人、いる空間に合わせての振る舞いはわかっているしやっている。あんまり無様だから忠告してやるが、お前さんは俺より酷い顔してるんだから、もっと内面に気を配った方がいいぜ」

 彫りの深い、エキゾチックな雰囲気の代表が容姿の事にまで触れてくる。
 あんたのどこが不細工だよ、十分格好良いじゃないか。男性 財布 ブランド
 僕ら日本人よりも一段濃い浅黒い肌も魅力的に見える。
 そう言えば、最近どこかでこんな感じの人に会ったな。
 どこだったか……。
 いや、今はそこじゃないな。 
 説明したら、帰っていい?
 しかも口頭で良いだなんて。
 信用云々から考えるとおかしい気がする。

[帰れ、とはどういう意味でしょう]

「言葉通りの意味だ。お前もクズノハ商会も、もう詰んだ。だから相手にする必要も無くなった」

[詰んだ?]

「良いから、さっさと説明しな。それでおしまいだ」

[理由をお聞かせ下さい]

「……だってお前、金払うんだろ? なら先方も意見なんぞ取り下げるさ、そう言う事だ」

[失礼ですがおいくらほど用意すれば良いのでしょうか]

「今用意する必要は無いだろうな」

[必要が、ない?]

「ああ。毎月の売上の九割も差し出せば誰も何も文句は言わんさ。クズノハ商会が今後一切の脅威にならない、稼げば稼ぐ程に自分たちも儲かるならその方法など気にする必要は無いからな。それが例え本当は魔族に関わっていたとしても、自分たちはクズノハ商会の流通手段について疑問を感じてギルドを通して質問した所月々お金を得る事になっただけだと言えば、さほどに責められもせん。潰れるのもお前らだけ。ほら何も損しないだろ?」

[売上の九割!?]

 しかも毎月!?
 い、いつまでだよ?

「払うんだろ? 流通を知りたがってる奴らに、金を。年間の売上でお前の商会の数十倍、数百倍になるかもしれない複数の商会に金を。あいつらが金貨何枚下さい、なんて言う訳が無いだろうが。それがお前の懐にとってどの程度の痛手かもわからん以上は」

[いつまでの事でしょうか]財布 人気

「クズノハ商会が無くなるまでだな」

[明らかに不当な要求です。ギルドは黙認する気ですか]

「不当って、お前が金での解決を提案したんだろう。言っておくが今の話、俺が予想しただけであってこの通りになるかはわからんよ。それほど食い違いもしないと思うがね。あとは、ギルドは黙認するのか、だったか。その通りだ。大体黙認どころかただの商人同士の交渉事に過ぎん。弱い奴が強い奴に目を付けられれば潰される。ギルドは子守をしている訳じゃない。商売の手助けはしてやるが処世術は自分で学びな」

[それじゃあ、新たに商売を志す人は報われない]

「つくづく、甘いねえ。ああ、お前のとこ、亜人ばっか雇っているんだったよな。いっそ、客もあいつらだけにしてヒューマンの街で商売するの辞めた方がいいんじゃないか? 今の物言いを見ても、お前にはそっちのが向いてるよ」

 代表は哀れみの目で僕を諭す。
 嫌味じゃなく、本当にそうしているように感じた。

[答えになっていません]

「だから。本来商人を目指す者は今ある商会の門を叩き、商売の基本を学び人脈を築き、そこの代表に認められ、そしていずれ店を持つんだよ。金はあります。商売します。がそのまま|罷(まか)り通るなら小金稼いだ冒険者がちょいと勉強でもすれば誰でも商人にな
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小澤征爾さん、ジャズ指揮で笑顔

[ 花 ][ 春 ]

[ 2013/09/09 17:59 ]

篭に詰めて森に放りこんでやる! どこに逃げたの羽虫!!」

「エマ、わかったから。とりあえず彼らは帰すから。落ち着けーー!!」

ピューマ サンバ
「何だよ、あのオーク! 僕らがどれだけ強いのかまるでわかってない!」

「リズーなんて怖くないけど、戦いになれば仲間も怪我するから移住してやろうと思ったのに!」

「こうなったらリズーを追い返してあの女に謝らせるんだ!」

「凄い! 王様頭良い! でも引越しはどうするの?」

「ここの花は凄く美味しい蜜を出すから、あの森よりもここに住みたい! 僕は王様だから皆にもこの蜜を分け与えないといけない!」

「じゃあ帰って戦争の準備をしなきゃ!」

「そうだね! 真様にも僕らの力を見せるんだ!」

 アルエレメラ約三百名。保留。


 その夜、真は従者達と食後の団欒を過ごしていた。その日の面談の結果を報告しながら寛いだ時間を過ごしている。

「では、二種族増やすのですね。ゴルゴンについては私がドワーフと相談して眼鏡とコンタクトの両タイプの道具を作成してみましょう」

「識はゴルゴンに対応するか。なら儂は翼人かの。訓練のメニューも考えてやるとするか。四種類でどの位能力や適性が異なるのかも興味がある。念話の方は若がもらった詠唱を分析したら終わってしまったしな」

「よろしくね二人とも」

「それにしても澪、変な種族まで通すでないわ、聞いておるのか澪!」

 巴と識が真の話した内容について自分の動き方を決めていく。巴に怒られた澪はといえば、小さな器と野菜スティックが色とりどりに盛り付けられた器を手に真の傍に寄っていた。

「若様、若様。これ食べてみてくださいな」puma 野球

「野菜スティック? あれ、これってもしかしてマヨネーズ!? 澪自分で作ったの!?」

「はい! 頑張りました!」

「へえ! じゃあ頂くね。……うん、懐かしい! 野菜はこっちの方が断然美味しいし、最高だよ澪!」

「うふふふふ」

 すっかりご満悦の澪は巴の言葉など右から左、いや耳に入ってすらいないかもしれない。

「ほお、これがマヨネーズですか。澪殿、私も頂いていいですか?」

「若様も喜んでくださったし、良いわよ。識、味わって食べなさいね」

「では。これは、酸味、コク、旨味……。複雑な味ですなあ。野菜にも良く合います。ふむ、どうにか鍋にも……」

 識もマヨネーズの名に心惹かれたのか味見をする。結果はかなりの好感触だったようだ。

 黙々と色んな種類を食べ進めながら鍋への活用方法を考えている。

「ふん、確かに美味いが。こんなもの、近々出来る味噌に比べれば全く及ばんわ!」

「その味噌が出来ないから、私がこうして色々再現しているんじゃありませんか。早くお味噌汁を作らせて下さいな巴さん! お醤油もですからね!!」

「すぐじゃ、もうすぐじゃ! む、意外といけるのが悔しいのう!」

 と言いながら巴はキュウリとニンジンを齧っている。お気に入りはキュウリのようだ。きっと、もろきゅうも好物になるんだろうな、と真は思った。

「巴、マヨネーズには強烈な信者がつくからあまり不用意な事は言うもんじゃないよ……」

 セロリを齧りながら真は苦笑して巴と澪の様子を見守っていた。

 新たな住人を得て、亜空も二年目を迎える。
************************************************
 次回のextraは20日までに1回か2回更新するかと思いますが未定です。すみません。
 今回の夏休み、二話とも長めに投稿しました。分けるよりはと思いまとめましたが、本編はこれまで通りの
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